無気力な後輩をやる気にさせてみた
仕事に対して無気力な人がなんで多いんだ。と社会人になってから感じることが多くなりました。
通勤、勤務、帰宅、就寝→通勤…
このサイクルの中に頭の先まで浸かっているせいか、仕事中は、早く終わらないかなーとボーッと過ごし、家に帰ったら寝るだけという生活をしている人がほとんど。
昨日一緒に仕事した僕の後輩も、まさにこの1人でした。
そんな後輩と話していると無気力な人には2つの特徴があることに気づきました。
将来の展望がない
彼女は今の仕事をただ単に、生活費を稼ぐために働いていることが分かりました。
自分「ずっとこの会社にいるの?」
後輩「いえ、いつかは辞めるつもりですが」
自分「辞めたあと何するの?」
後輩「フツーの主婦やりたいのでパートですかね…」
自分「そのあとは?」
後輩「………」
同じ問いに対してしっかり返答できる社会人が日本にどれだけいることだろう。とふと考えました。
これから生きていても結局自分は何がしたいのか、どうなりたいのか、はっきりしないからそのために必要なものが分からず、必要な行動がとれず、とりあえず生活費は稼がないといけないからといって働いているようでした。
会社以外との繋がりがない
どの会社でも、上司は部下にその会社で長く働くことを期待します。また一から新しく人を育てるより、よく分かっている人を使いたいと考えるのは当然です。
となると、会社の人と話している限り、会話のメインはその会社での出来事となります。
- どの部署がラクか
- あの先輩はめんどくさい
- 昇進するには○○すべきだ
- 上手く立ち回るためには
生涯同じ会社に勤めるのなら社内政治や、立ち回りに気を遣わなければなりませんが、辞める前提で働いている人にとってこれらのトピックスは全く興味がありません。
そんななかで、会社以外のこと(趣味など)を気軽に話せる友達もいない、となると会社に行くこと、そして会社の人と話すこと自体が憂鬱になり仕事への気力は更に薄れることとなるようです。
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日頃から将来を考え、今自分がしていることの意味を理解している自分がこの後輩の悩みを解決できないかと考えました。
多少のアドバイスなら出来るなと感じ、実践してみると少し気が楽になったと言ってもらえました。
そのとき意識したポイントとステップが3つあります。
- 理想の将来像を引き出す
とにかくヒアリングしました。
「何がしたいの?」
「どういう生活をしていたいの?」
「誰と過ごしていたいの?」
理想の将来を詳細に想像し、一緒に考えます。
2.その生活に必要なものを引き出す
「それまでに必要なスキルは?」
「それまでに必要な資金は?」
「誰と会っておくべきか?」
こちらもヒアリングする。
そして、
3.今の仕事でそれらが満たされているか問う
理想の将来に必要なことでなければ無理に続ける理由はないです。
彼女の場合、今の勤務形態にストレス感じ思い詰めており、さらに将来の理想につながるものではなさそうだったので、辞めるのも選択肢だとアドバイスしました。
まとめ
とにかく未来を具体的に想像させる。
無気力な相手にやる気を出させる、もしくは前を向かせるためにはこれがベストだと感じます。
というのも、未来に対して真剣に考えず、自分には何が出来るのか、自分は何をしたいのか考えないがために、ただただ無気力になっている場合がほとんどだからです。
「いま1000万円あって、今の仕事明日から辞めれるとすれば何がしたいですか?」
この問いに対してすぐ答えることができるぐらい未来を詳細に想像できる自分を作れていれば、無気力などあり得ないと考えます。